消防設備の説明

  ここでは各種消防設備の取扱いや日常の注意について説明します。

  説明: C:\Users\hiroaki\Desktop\さくら防災\homepage\sozai\button2.gif消火器
        消火器には主に 粉が出るもの、液体が出るもの、ガスが出るもの があります。

        粉が出るもの・・・  一般に多く出ているものでABC粉末消火器があります。ABC
                     A・・・普通火災、B・・・油火災、C・・・電気火災のすべての火災に
                    対応できるという意味です。粉は撥水加工されており、水に浮きます。
                    水のような浸透性がない為、紙や木材、布団などの火災の場合は
                    水による消火を行なわないと再燃することがあります。

        液体が出るもの・・・訓練などで水消火器を使うことがありますが、一般に販売されている
                    ものでは強化液消火器があります。近年改良が進み中性タイプなど
                    環境に配慮したものも出ています。液体なので電気火災に使用する
                    際は適応しているか注意してください。

        ガスが出るもの・・・二酸化炭素消火器やハロンガス消火器があります。コンピュータ室
                    など消火薬剤が残ると困るところなどにあります。使用時は酸欠に
                    注意してください。

        消火器は移動が簡単な為、倉庫にしまわれたり、荷物で隠れたりするので注意してください。
        また外形の変形やサビのあるものはすぐに新品と交換してください。
        黄色い安全栓が抜けていると転倒時に薬剤が出てしまうことがあります。
        圧力計がついているものは指針が緑色エリアになっていることを確認してください。


  説明: C:\Users\hiroaki\Desktop\さくら防災\homepage\sozai\button2.gif誘導灯
        誘導灯は非常時に屋外へ避難する方向を示しています。地震や火災など災害時は停電に
        なることがあります。誘導灯は停電時でも20分以上バッテリーで点灯するようになっています。
        
        誘導灯の球切れや避難方向の障害物はすぐに改修してください。


  説明: C:\Users\hiroaki\Desktop\さくら防災\homepage\sozai\button2.gif避難器具
        避難はしごや救助袋、緩降機など建物には避難器具が設置されていることがあります。
        それぞれの器具には使い方説明がついていますが使用の際にはなるべく階下に補助員を
        設けてください。訓練で使用する際は安全のため、防災会社の立会いをお願いします。

        避難器具の周囲には物を置かない様注意してください。
        また避難器具の使用は通常の階段などで避難できない場合のみにしてください。


  説明: C:\Users\hiroaki\Desktop\さくら防災\homepage\sozai\button2.gif非常警報設備
        アパートや小規模店舗などでは赤色灯のついた押しボタン「非常警報設備」がついています。
        ボタンを押すとサイレンなどの警報が鳴り周囲に火災を知らせます。
        ボタンのカバーが割れるタイプはボタンを引くと、ボタンが引っ込むタイプはボタン上部の
        復帰ボタンを押すと警報は止まります。


  説明: C:\Users\hiroaki\Desktop\さくら防災\homepage\sozai\button2.gif自動火災報知設備
        自動火災報知設備は主に 受信機、発信機、感知器 で構成されています。

          感知器   差動式熱感知器・・・マンションの居室や事務所などに設置されています。
                            アイボリー色の丸いもので表面がつるつるしています。
                            急激に室温が上がると温度差を感知して作動します。

               定温式熱感知器・・・ 台所、給湯室、厨房などに設置されています。
                             表面に銀色の集熱板があります。
                            65度、75度など規定の温度で作動します。

               煙式感知器   ・・・ 通路や階段、高層ビルの居室などに設置されています。
                            表面に煙が通る黒い穴が開いています。
                            内部に煙が入ると作動します。
                            水蒸気や小虫、ほこりなどでも作動することがあります。

               発信機      ・・・ 赤色灯のついた押しボタンです。
                            火災を発見した際に押します。
                            ボタンを押すと非常ベルが鳴ったり各種設備が起動します。
                            ボタンのカバーが割れるタイプはボタンを引くと
                            ボタンが引っ込むタイプはボタン上部のカバーを開けて
                            中の復旧スイッチを押上げ又は押下げると復旧できます。

               受信機      ・・・ 感知器や発信機の信号を受けて非常ベルを鳴らしたり
                            各種設備を起動させたりします。
                            受信機には主に次のようなスイッチがあります。
                            音響スイッチ   ・・・ 受信機本体の警報を止めます。
                            地区音響スイッチ・・・ 建物内の非常ベルを止めます。
                            復旧スイッチ   ・・・ 受信機の信号を復旧させます。
                                          感知器が作動中や発信機のボタンが
                                          押されたままでは復旧出来ません。
                            遮断スイッチ   ・・・ 各種連動機器への信号を遮断します。

                 
感知器例:
                  
説明: C:\Users\hiroaki\Desktop\さくら防災\homepage\sozai\sadou.jpg       説明: C:\Users\hiroaki\Desktop\さくら防災\homepage\sozai\teion.jpg       説明: C:\Users\hiroaki\Desktop\さくら防災\homepage\sozai\kemuri.jpg
        差動式熱感知器       定温式熱感知器       煙式感知器
  
         自動火災報知設備が作動したら表示された箇所の火災の有無を確認してください。
         火災の場合は 初期消火、避難誘導、119番通報を行ってください。
         火災で無かった場合は音響停止、復旧操作を行なってください。
  
         自動火災報知設備が作動したら必ず防災会社に連絡してください。
         また操作したスイッチは必ず元に戻してください。(スイッチが戻っていない時は「スイッチ注意」
         ランプが点灯します。)


                      
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